「Google Docs」vs.「Office365」
Microsoft が「Office365」を発表した。クラウドコンピューティングを利用したビジネス用のアプリで、すでに普及している「Google Docs」と正面から立ち向かう形となる。
年間$50のGoogleのサービスに対して「Office365」は利用者数25人以下のビジネスには年間$72で提供される。
人数の多い企業やビジネスには利用者数一人当たり$2から$27で提供され、利用者はビジネス用のアプリを含めカレンダーや電子メール等を共用する事が出来る。
「このサービスによって消費者の人々が365日、一年中、私たちの生産能力向上のための技術を利用する事が出来ます。」
と、Microsoft Office部門代表のKurt DelBene氏はサンフランシスコで開かれた特別発表会で語っている。さらに、彼は次の様にも断言している。
「私たちと関連会社がテクノロジーの開発を進めるため、Office 365を利用する人々、たとえば、街角にある小さなパン屋さんでも大企業の利用する様な本格的なビジネスアプリを利用する事が実現し、また、大企業、たとえば、大きな製薬会社などではコストダウンをしながら、テクノロジーの発展に気をとらわれずに本職に専念出来る様になる。」
現時点では「Office 365」はベータヴァージョンでテスト中だが、今年の年末か来年の始めまでには世界40カ国でサービスの提供を始める予定だ。
クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングとはインターネットを利用したアプリでコネクションさえあれば、どこからでもアクセスする事が出来る。
(画像:Sam Johnston作 Wikimedia Commonsより)
Gmail等が典型的なクラウドコンピューティングを利用したシステムで、アプリを利用者のコンピューターにダウンロードする必要がなく、全てのデータがホストコンピューターに保管される。
コンピューター、インターネットテクノロジーの次世代のスタイルと言われているクラウドコンピューティング。様々なビジネスが利用し始め、今回のMicrosoftの発表によって、その傾向がさらに強くなりそうだ。
"Microsoft bets on cloud computing with Office 365"
www.themoneytimes.comMicrosoft Office365
office365.microsoft.comGoogle Docs
www.google.com"Cloud computing.svg"
Wikipedia.org