Skypeの難点
インターネットを利用したビデオ電話サービスSkypeは、一般のインターネット利用者には広く普及しているが、これまで、各種企業にSkypeの利用を売り込むのに時間がかかっていた。
その理由として上げられるのは各コンピューターにアプリをダウンロードしなければ利用出来ず、基点を置いてビジネスで利用するには不便な点が多かったため、ビジネスでの利用価値を納得させるセールスポイントにかけていた。
Skypeの便利さとAvayaのつながり
Skypeはそのような難点を解消してビジネス全体への普及を押し進めようと、Avaya(ビジネスコミュニケーション/IP電話の大御所)との契約を交わした。この契約により、既に全米に広がっている、Avayaのビジネスコミュニケーション網にSkypeが組み込まれる事になった。
第一段階として10月から、IP電話を利用する企業はSkype Connectと呼ばれるSkypeを利用した通話が可能になる。その後、第二段階として来年前期にインスタントメッセージ、ビデオ通話や他のSkypeサービス全般が利用出来るようになる。
企業と消費者の通話を簡単に低料金で
企業のウェッブサイトにSkypeボタンを組み込む事により消費者とのコミュニケーションも容易になり問い合わせや注文に素早く対処出来る様になる。
SkypeとAvaya両社ともにこのシステムはコールセンターやセールス部門に大きな利用価値を生み出すだろうと述べている。
このシステムを利用すれば企業にかかる通話料の負担の減少にもつながり、また、コンピューターを利用する消費者にとっては問い合わせや注文をする時の通話料が無料になる。
先月から始まったグーグルによる電話サービス(現在、一般の電話への通話も含めアメリカ国内とカナダへの通話料は完全に無料)に続くインターネットの電話サービス。他社の参入も加わり競争は激しくなりそうだ。
元々安いアメリカの電話料金。IP電話の普及によって、「通話料」という言葉は死語に近くなっている。
"Skype Wants to Connect to the Office"
www.nytimes.comSkype Ltd.
www.skype.comAvaya Inc.
www.avaya.com