細かな工程とデリケートな環境でで仕上げた伝統工芸
プラチナ萬年筆株式会社(東京都台東区)は2010年7月28日、高級万年筆の新ブランド「出雲」を年8月1日より発売すると発表した。
「# 3776」「プレジデント」に継ぐ16年ぶりとなる新ブランド。第1弾は、漆・「溜塗(ためぬ)り万年筆」と、銘木、「鉄刀木(たがやさん)万年筆」の2種を発売。
「溜塗り万年筆」は、下地の漆の色が仕上げに塗った半透明な漆によって、透けて漆溜まりが見える事に名前が由来するといわれる『溜塗り』を、さらに「呂色仕上げ」という技法を用い、一本一本繰り返して磨きをかけ、表面に鮮やかな艶を出した逸品。
重くて硬い耐久性のある希少材の特徴を引き出した
「鉄刀木万年筆」は、『鉄の刀』のように重く、硬いことから『鉄刀木(たがやさん)』の呼ばれる、紫檀、黒檀と並ぶ代表的な唐木の一つを、長期20日間の低温乾燥に掛けゆっくりと水分を放出、一本一本丁寧な工程を経て完成させた品。職人の経験と技術が『鉄刀木』の特徴を充分に引き出した仕上がりとなっている。
それぞれ桐箱入で、出雲巻紙「三椏(みつまた)」手漉き和紙と茶扇袋が付属。「溜塗り万年筆」は軸色が空溜(そらため)、赤溜(あかため)、黒溜(くろため)の3種。57,750円(税込)。8月1日発売。「鉄刀木万年筆」は軸色がグロスタガヤサンとマットタガヤサンの2種。52,500円(税込)。9月1日発売。
プラチナ万年筆/出雲
http://www.platinum-pen.co.jp/fountain_izumo.html