Sansan株式会社は、日本マイクロソフト株式会社が提供する、「Microsoft Office 365」およびグループ チャット ソフトウェア「Microsoft Teams」と、クラウド名刺管理サービス「Sansan」が、機能連携する開発を行うと発表した。
名刺データが自動的にOutlook連絡先に同期などの機能を実現
Sansanは2007年より、名刺が持つ本来の価値に注目し、名刺管理サービス市場をゼロから開拓した。
今後、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で、ビジネス情報のデータ化と同様に、蓄積された情報を有効活用することが必要になる。
世界的に広く活用されている、マイクロソフトのビジネスソリューションとSansanが連携することにより、両サービスを利用しているユーザー企業には、さらなる価値を提供できると考え、今回の連携にいたったという。
連携によってできること
現在、Office 365のMicrosoft OutlookとTeamsとの連携を目指し、次の連携機能の提供に向けて機能開発を進めている。
・Outlookへの名刺情報 連携機能
Sansanに読み込んだ名刺データが自動的にOutlookの連絡先に同期される機能。ユーザーは、Sansanに名刺をためるだけで、Outlookの連絡先をリッチにすることができるようになる。
・Outlook予定表との連携機能
Outlook予定表に、訪問先の相手の名刺情報を登録することができる機能。これにより、訪問の直前に、その訪問先相手の情報をリマインドとして受け取ることができるようになる。
・Teams と同僚コラボレーション機能「同僚ナレッジサーチ」と連携
Sansanのデータ統括部門「DSOC」では、20名を超えるデータサイエンティストが日々、機能開発を行っている。そのDSOCが開発した、同僚ナレッジサーチ機能は、キーワードを検索すれば、そのキーワードに関連した人脈を持った同僚を調べることができる。 (慶尾六郎)