黒部ダムに流れ着く貴重な天然木
"黒部ダム"といえば、映画「黒部の太陽」でも知られる、日本海側最大級のダムだが、この黒部ダムには、まれに貴重な樹種が流れ着くそうだ。
関西電力グループのベンチャー会社「株式会社かんでんエルファーム」(富山県南砺市)は、この流木を利用した木工品「クロベのキセキ」シリーズを製作した。
文具の材料となったのは、黒部ダムの流木の中に木工用として珍重されるネズコなどが含まれていたため。県出身の稲本正代表率いる岐阜県高山市の木工家具メーカー「オークヴィレッジ」の協力を得て、商品作りが進んだ。
ネズコが別名「クロベ」とも呼ばれることも、同ダム関連の商品開発を後押しした。同ダムに漂着する木は、北アルプスの厳しい自然で育って年輪の幅が細い分、木目がつまって木肌がきれいだという。( 2010年5月14日 読売新聞より)
焼却するにはもったいない貴重な国産資源
従来、ダムに流れ着く流木や落葉は、一般廃棄物として焼却されていた。が、ただ焼却処理してしまうのではもったいない、という思いから、同社では「未利用天然木材資源」を「環境にやさしい商品」に加工・販売している。
現在はルーペ、ブックエンド、バケット、カレンダーの4種。黒部ダムの高さの1/1000スケールサイズのブックエンド、ダムの傾斜角度を反映させたカレンダーなど、どの商品も黒部ダムの形状や特徴を反映させたものに仕上げている。
ルーペ8,400円、ブックエンド6,300円、バケット5,250円、カレンダー8,400円(全て税込)。かんでんエルファームWebショップ「めぐる恵みSHOP」(
http://meg2shop.el-farm.com/index.html)にて販売中。
オフィスの中で、北アルプスから届く自然のロマンを、ふっと感じてみるのもいいかも?
かんでんエルファーム
http://www.el-farm.com/めぐる恵みSHOP
http://meg2shop.el-farm.com/index.html