三井住友カード株式会社および米国のDynamics Inc.は1月8日、米国ラスベガスで開催されている世界最大規模のエレクトロニクスショーである「CES(Consumer Electronics Show、ブース30359)2018」会場にて、世界で初めての「ロック機能付きクレジットカード」を2018年に日本市場で展開すると発表した。
パスワードを入力して起動
新型カードにはLEDランプや液晶、番号を入力するタッチ式ボタンが搭載されており、カードを利用する都度、カード上のタッチ式ボタンでユーザー自身が設定したパスワードを入力して起動させる。
起動させると液晶にカード番号が表示され、表示中のみ、磁気ストライプ・ICチップの機能がアクティベートされ、店頭決済はもちろん、インターネット決済でもカードを利用することができる。
既存のVisa加盟店で通常通り利用可
カード利用後は、液晶のカード番号が非表示となり、磁気ストライプ、ICチップの機能が停止するため、カードが利用できなくなる。
カードをアクティベートするためのパスワードは、カードを受け取り後、ユーザー自身で設定する。設定したいパスワードを2回入力するだけのわずか数秒で設定が完了する。
このカードは、従来の決済インフラや加盟店システム(端末など)で利用できるため、ユーザーは既存のVisa加盟店で通常通りカードを利用することができる。(慶尾六郎)