津波被害にあった農地で育ったコットンで紙を作る
栄紙業株式会社(東京都中央区)は2013年3月12日、東北地方で取れた綿花の茎を一部利用して作られた紙「東北コットン紙」から作られたステーショナリーとして、マルチプリンタ用紙や封筒などを発売した。
震災による津波で稲作が困難になった農地で栽培したコットンを紡績、商品化、販売までを一貫して行う「東北コットンプロジェクト」。農業を基盤とした東北の新たな産業の確立を目指す、このプロジェクトからの初の紙製品となる。
茎の風合いを活かした、和紙のようなやさしい風合い
綿花の茎部分を約5%漉き込んで製造された「東北コットン紙」は、70g/m2、104.7g/m2の、2種類。それらをマルチプリンタ用紙や封筒、メモ帳に仕上げた。製品の売上げの一部はプロジェクトに還元され、東北支援活動に充てられる。
マルチプリンタ用紙A420枚入りが390円、B520枚入りが250円。長形3号封筒100枚入りが3,392円、長形4号封筒100枚入りが3,192円。B7リングメモが280円。そのほかレターセットも用意した。詳しくはウェブサイトで。
トチマンオンラインショップ デザイン用紙【東北コットン紙】
www.tochiman.co.jp/shop/html/products/list.php?category_id=125東北コットンプロジェクト
http://www.tohokucotton.com/