VOC13物質を使わずアルコール系溶剤を使用
三菱鉛筆株式会社(東京都品川区)は2014年8月7日、新開発のアルコール系溶剤インクを採用した「アルコールペイントマーカー」を発売した。
(画像はプレスリリースより)
速乾・固着・耐熱・耐水性に優れ、金属やゴム、プラスチック、ガラスなど、紙以外のさまざまな素材に筆記することができるペイントマーカー。
主に自動車工場などの製造現場でマーキングに使われているが、近年、環境や人体に影響を及ぼす可能性を指摘されているVOC13物質を減らす、環境に配慮した材料が注目されている。
速乾性に優れ、刺激臭も少なくユーザーも安心
2012年4月には“水”を主溶剤とすることで揮発性有機溶剤を大幅削減した「水性ペイントマーカー」を発売したが、水性インクは乾燥に時間がかかるため、より速乾性の高いペイントマーカーとして、今回、主溶剤として使用されている“キシレン”を省いたペイントマーカーを開発した。
アルコール系溶剤を主溶剤とし、環境に配慮しるだけではなく、刺激臭も少ないので、ユーザーも安心して使用できる。もちろん、優れた描線性能を備え、ペン先が乾いたり、ペンを振る時にキャップが飛んだりしないよう、キャップの勘合性も高めた。
インク色は、黒、赤、青、茶、黄、黄緑、緑、紫、橙、桃、水色、白、金、銀の全14色。各200円。替芯は3本入り50円(ともに税別)。
工業用「アルコールペイントマーカー」 - 2014年 - プレスリリース - 三菱鉛筆株式会社
http://www.mpuni.co.jp/news/pressrelease/