幅広い用途に対応した大判インクジェット
セイコーエプソン株式会社(以下同社)はサイン、ディスプレイ、POP、ポスター、写真プリントまで幅広い用途に適した大判インクジェットプリンター2機種4モデルを2016年6月より発売することを発表した。水性顔料大判インクジェットプリンターの最上位モデルとして位置づけされる。
高画質を追求した技術を搭載したプリントヘッド
同社従来機である「PX-20000」の約3.8倍の高速印刷を実現した64インチ「SC-P20050シリーズ」2モデルと44インチ「SC-P10050シリーズ」の2モデルには2.64インチ・ノズル数8,000の「PrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッド」を搭載、真円のノズルからインクを正確な位置に必要な量だけ打ち出すことで印刷品質を向上させた。
9色インクのうちフォトブラックインクの顔料粒子量を従来機の約1.5倍に増量、黒濃度を向上させた。ブラック、グレー、ライトグレー、ダークグレーの4つのブラック系統のインクを搭載、滑らかな階調が表現できるようになった。フォトブラックインクとマットブラックインクの切り替え時間が不要になり、作業が効率化した。
高速印刷と安定稼働を目指した
「SC-P20050シリーズ」と「SC-P10050シリーズ」には新機能が搭載された。「用紙送り量変動補正機能」は、プリンター本体に内蔵されたカメラで紙裏を1秒間に約60回撮影し、紙送りのズレを検出、その情報を次の紙送りへフィードバックし、用紙による紙送り量のばらつきを補正する。
「用紙送り左右差補正機能」は、給紙動作中にメディアをたわませ、紙送りの左右差を補正し、均一な紙送りを維持するようになっている。
(画像はプレスリリースより)
セイコーエプソン株式会社のプレスリリース
http://www.epson.jp/osirase/2016/160510_2.