同じ紙の5回繰り返し使用でCO2排出量を約57%削減
東芝テック株式会社(東京都品川区)は2012年11月12日、特殊トナーで印刷した文字を消すことができる、世界初の複合機システム「Loops(ループス)」を発表した。2013年2月上旬より日本国内を皮切りに順次発売。
「Loops」は、瞬時に消せる特殊なトナーを使用して印刷を行う「LP30(専用複合機)」と、印刷された紙を一定以上の高温で加熱することによってトナーの色を消す「RD30(専用消色装置)」から構成される複合機システム。
2012年12月13日「第14回エコプロダクツ2012」に出展
この複合機システムを使用することでコピー用紙のリサイクル使用が可能となり、用紙製造におけるCO2排出量を削減することができる。
また、トナーの消色だけではなく、再利用できる紙とできない紙の分別、消色前に書かれた内容をデータ変換し、保存する機能も搭載。
今後は、オフィス内のプリンタ・複合機に関する総合的管理機能も追加し、紙の削減量や環境貢献度などの「見える化」ソリューションも提供する予定。「LP30」が1,110,000円、「RD30」が300,000円(税別)。
東芝テック: 世界初、「消色」「分別」「電子化」を同時に行う複合機システム「Loops(ループス)」の発売について
http://www.toshibatec.co.jp/page.jsp?id=3513