タブレットが変われば、会議スタイルも一変する
パナソニックはA3サイズの書類も美しく表示する、新時代のタブレット「
4K Tablet」の開発に成功。1月8日~11日に米国・ラスベガスで開催された、「2013インターナショナル・コンシューマ・エレクトロニクスショー(CES2013)」にてお披露目をおこなった。
「
4K Tablet」は紙とディスプレイの境界を越えた、リアルで直感的な操作環境を実現する、新時代のタブレットだ。
従来のPCやタブレットでは、印刷メディアの特長である「質感豊かな表現力」、「自由度の高い手書き」、「可搬性に優れた軽さ・薄さ」の実現が困難だった。そこでパナソニックが開発したのが、印刷メディアの長所を包含する新世代タブレット「
4K Tablet」だ。
高精細な画像再生とペン入力
ディスプレイにはフルHDテレビの縦横2倍以上となる
4K解像(3840×2560:983万画素)、1インチあたり230画素の解像度を有する20型液晶パネルを採用した。
通常のタブレットでは実現不可能だったA3サイズの紙面を、そのままのサイズで表示できる。パネルのアスペクト比は「15:10」。新聞・雑誌など、アスペクト比が同じ画像コンテンツの表示に適した形状に設計されている。
さらに、高精細なペン入力インターフェースを搭載。紙に手書きするのと同じような感覚で、画面上にデータを書き込むことができる。
会議室からホワイトボードがなくなるかも
これだけの大画面でありながら、本体重量2.4kg、厚み10.8mmを実現した。軽量・薄型なので、会議室やオフィスへの持ち運びも簡単だ。
たとえば「
4K Tablet」を使って「カタログの編集会議」を開く場合、タブレットを片手に持ちオフィスから会議室に移動。テーブルに置いたタブレットをタッチパネルで操作し、参加メンバーが同時に画面を見ながら検討を進めていく。
決定したデータの修正事項をペンでタブレットに記入して指示を出す。最後に印刷会社から送られたグラビア写真の色変更をその場で確認すれば、会議は終了といった具合だ。
広い視野角と高い色再現性を持つディスプレイだからこそ実現した、リアルな再現能力と直感的な操作性で、これからのビジネスを「
エコ&スマート」なスタイルに導く、革新的なツールになりそうだ。
オペレーティングシステムは、Windows 8。ビジネスで最も多用されているOSを採用することで、過去のオフィス文書も円滑に使用できる。これまでのPCやタブレットの限界を突破し、新たなビジネス・チャンスを生み出す環境を提供する「
4K Tablet」。実用化が楽しみだ。
プレスリリース/パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/corp/news/official