ブラックベリーの新機種2機種が公開
リサーチ・イン・モーション(RIM)は26日、ブラックベリーの新機種となるBold 9650とPearl3Gを公開した。この2機種でライバルであるアップル社のiPhoneに浸食されている市場でのポジションを守ろうという狙いがある。
カナダのオンタリオ州ウォータールーに拠点を置く同社はこの新機種はいずれも音声とデータを同時に操作することができるため、ユーザーはウェブを閲覧しながら電話をかけ、ブラックベリーのアプリストアからソフトをダウンロードすることができる。
また、これらはPCなどと同じQWERTY配列のキーボードや光学トラックパッド、3.2メガピクセルのカメラを備えており、Wi-Fiやブルートゥースとも接続可能であるという特徴を持つ。Boldの方はCDMA方式でGSM 3Gネットワークを採用している。一方、Pearl 3Gは初めて802.11nとの互換性を備えている。
ビジネス向けに特化しすぎて敬遠?
RIMはこのところずっとライバルのアップルとグーグルとの競争にさらされており、アナリストは消費者のニーズは同社のビジネス用途に特化したブラックベリーからよりインターネット閲覧に適した機種に移りつつあるのではないかと懸念している。
同社の核となる企業向け通信関連製品とは別に、同社はタッチスクリーン式のStormや薄型のPearlなどの機種を投入し消費者市場での拡大を図ってきた。しかし、ユーザーにしてみれば、まだ同社のインターネットには不満が多いようだ。
それに応えるため、同社はあるブラウザメーカーを買収し、より良いインターネットソリューションの構築を進めている。
RIMによると、Bold 9650はスプリントとベライゾンから発売される。Pearl 3Gはカナダでベル、テラス、ロジャースから発売される。
RIM Unveils Revamped BlackBerry Devices
http://www.mobiledia.com/news/71687.htmlリサーチ・イン・モーション・ジャパン
http://ap.blackberry.com/jpn/