TOA株式会社は、12月25日(金)に、AIカメラが作り出すプライバシー保護画像を活用した「混雑状況配信ソリューション」の提供を開始した。
施設運営者や店舗オーナーの感染症対策をサポート
同ソリューションでは、施設や店舗などのリアルタイムの混雑具合を、利用者のプライバシーを保護しながら、手軽に発信できる。施設運営者や店舗オーナーの感染症対策をサポートする。
昨今では、感染症拡大防止の観点から、感染リスクが伴う外出は自粛が求められている。
飲食店や小売店、観光施設などでは、ソーシャルディスタンスの確保や検温など、万全の感染症対策が行われていても、現地の様子をよく知らない人や遠方に住んでいる人は、不安を払拭できず利用を控えがちだ。
同社はこのソリューションで、施設運営者や店舗オーナーが、リアルタイムに、かつ手軽に情報を発信するサポートをすることで、顧客が安心して来場できることを実現する。
「プライバシー保護画像生成機能」は、ネットワークカメラシステム「TRIFORAシリーズ」を利用者が追加購入できるオプション機能。
この機能では、カメラに搭載されたAIが、撮影した映像から人を認識して人数をカウントするとともに、プライバシーに配慮した画像を作成する。数値だけでは伝わりにくいリアルタイムの混雑状況をホームページなどに手軽に発信するのに役立つ。 (慶尾六郎)