磁器ならではの質感となめらかな書き心地
セーラー万年筆株式会社(東京都江東区)は2013年4月2日、400年の伝統を継承する有田焼の名窯とのコラボレーションボールペン「有田焼ボールペン」を発売した。
2008年に開催された洞爺湖サミットで、各国首脳に贈呈された有田焼万年筆。今回、もっと気軽に使えるものをというユーザーの声に応え、有田焼を軸に使用したボールペンタイプを発売する。
香蘭社と源右衛門窯、それぞれのネームを打刻
本来、焼成によって伸縮が起こる“磁器”は、金属などほかの素材との接合は難しいとされてきたが、2年の月日をかけ、念願の製品化に至った。
キャップリングは高級感のある幅広タイプで、24金メッキを施した気品ある仕上がり。また、レフィールは滑らかな書き味が定評のある低粘度インクを採用した。加賀白山紬を使用した筆包みと磁器製の筆休めが付属する。
繊細で気品溢れる絵付けと優雅なフォルムを特徴とする宮内庁御用達の「香蘭社」軸は、105,000円。古伊万里の伝統と独自の感性を持つ「源右衛門窯」軸は、210,000 円(ともに税込)。
セーラー万年筆 |公式ウェブサイト
http://www.sailor.co.jp/