昨年リリースのYosemiteを改良
Apple Japanは6月9日、新バージョンのOS Xとなる、「OS X El Capitan(オーエステン・エルキャピタン)」を発表した。
「OS X El Capitan」は、昨年リリースされた「OS X Yosemite」をベースに改良をほどこし、迅速な操作、レスポンス性能の向上を実現した。
開いているすべてのウインドウを一望できるMission Controlをより洗練したデザインにアップデート。必要なウインドウがこれまで以上に速く表示できる。
デスクトップに開いた複数のウインドウが邪魔になったら、ウインドウを画面上部にドラッグして、Mission Controlのスペースバーで新たなスペースを作成することも可能だ。
また、新しいSplit View機能では、フルスクリーンモードで2つのアプリケーションのウインドウを横に並べて表示でき、両方のアプリケーションを同時に使うことができる。
ゲームやプロ仕様ソフトの処理能力も高速に
パフォーマンス面では、AppleのグラフィックテクノロジーであるMetalを組み込み、ゲームやプロ向けのアプリケーション使用時に、グラフィックプロセッサからフルパワーが引き出せるよう能力を向上させた。
MetalによってCore AnimationとCore Graphicsが加速されるため、システムレベルの描画能力が最大50%、効率性が最大40%向上し、結果的に日常的に使う一般のアプリケーションの描画速度もこれまで以上に速く表示できる。
(画像は、Appleのホームページより)
Apple Japanのプレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/Apple - OS X El Capitan
http://www.apple.com/jp/osx/elcapitan-preview/